昨今、女性の起業という言葉がブームである
起業と言ってもすぐに法人格となるだけでなく
自宅でサロンを開業したり、スキルを活かしてクラフト系のネット販売をしたり講師活動をしたりするものも含まれる
私もフリーランスで講師をしているうちの一人だ
自己資金ゼロでもスタートできる個人事業主という制度は、子育て中の女性にとって子育てしながらも無理なく働く時間や場所を選べたり、自己実現できるシステムだ
しかしだ
今の起業ブームというものに一言物申したい
何のために働くのか、起業を考える前にまず考えて欲しい
もともと持っていたスキルを活かせる仕事は最初の一歩が踏み出しやすい
世の中にはいろんな資格があり、それを取るためのなんたら協会やら
なんとか認定講師など様々な団体や職種が存在する
それを取った後に仕事として成り立って継続できている人ばかりであればいい
しかし実際は、協会の縛りがあって自由に活動できない、認定更新という名の下に毎年多額の講習や更新料がかかる、同じ地域に同じ職種の講師が増えすぎてそもそも需要が低い、最初は友人知人がお客として来てくれるが新規の集客ができないなど、継続するには幾つものハードルがあったりする
売り上げを短期間でアップさせるセミナーとか、やれUSPだのブランディングだのを受けまくって迷走する人もいる
そこを乗り越えて何年も活動を続けている人は限られている
起業すれば誰もがキラキラ輝いて幸せになれるというのは幻想である
それでもあなたには起業を選ぶ理由があるのか
待機児童の問題や、夫との家事育児のシェアが難しく頼れる親も近くにいないなどのハードルは幾つもあり、フルタイムはおろかパートやアルバイトでさえも躊躇する子育て中の母親は多い
そんな状況でここのところの起業ブームとくれば、そんな働き方もあるのかと思うかもしれない
でもまず考えて欲しい
何のために働くのか、どれくらい稼ぎたいのか
人それぞれにいろんな働く目的がある
家族旅行をしたい
子どもにおもちゃを買ってあげたい
家計からではなく自分のお金で洋服を買いたい
少しずつ働くことに慣れて将来的にもともとあったスキルを活かして働いてみたい
これらは立派な働く目的である
目的があれば働くことにも意欲が湧く
それは在宅ワークでもアルバイトでも
世の中には素晴らしいスキルや実績を持つ優秀な女性が大勢いる
しかし第一子を出産後退職する率は60%を超えるという
そして復職しなければその優秀な人材は社会で活躍する機会もないわけだ
そんなもったいないことがあるだろうか
その女性たちは子育てをする中で更に色々な知恵をつけ、どんどん人間として成長していくというのに
そのことに気づいて、子育て期の母親が働くために必要な働き方を何パターンも考え実践する企業はこれから増えていくはずである
そうした優秀な女性が活躍する企業は残っていくし、何より本当の意味での女性活躍推進なのではないだろうか
子育てしながら柔軟に働くには起業が一番だよねとは思わない
それは働くことの一つの手段である
何のために働くのか
働いて得たものでどうしたいのか
まずはそこを考えて欲しい
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