私は社会人を対象とした印象管理トレーニングを行う講師業をしている。
「どんな自分でありたいか」を軸にクライアントの現在の印象を分析し、
「なりたい自分」になるために何をプラスしていけばよいかをフィードバックし、
そのゴールに向かって言語・非言語コミュニケーションを含む印象を作り込んでいく。
その印象の中には「SNS」も含まれるのだが、
女性の起業家に多くみられる
「今日は〇〇さんのセミナーに参加しました!早速自分の仕事に活かしていきたいと思います!
〇〇さん、学びをありがとうございました!」という慣用句。
それ、あなたのお客様が見て
「わあ!次もこの人から買いたい!(サービスを受けたい)」
と思うだろうか?
受講したセミナー講師がよほどの有名人で、一般人が誰でも名前を聞けば顔を思い出せる程度に知られていて、
誰もが真似できないような実績を持つ人のセミナーは別として。
私は「あなたから」この商品(サービス)を買いたい
あなたが商品を買う、何らかのサービスを受けるときに決め手となるのは何だろう?
私が企業ではなく個人から物を購入するときに気にするのは、
「自分の好きなデザインか・使い勝手・手入れのしやすさ・用途にあったサイズか」という好みや実用性の他に
SNSの発信内容から読み取れる、扱う商品に対するこだわりや愛情だけでなく、
その製品を作っていたり販売している人がどんな考えを持ち、生活しているのかもみている。
「素敵だな。この部分、共感するな」と感じることが多い人の作品やサービスは、
不思議と後々まで心に残り、あるとき「もう一度サイトを見てみよう」とチェックして購入に至る。
そこには、誰から商売のノウハウを伝授してもらい、どう実践してどれくらいの売り上げがあるかなど一切関係ない。
自信がなくてもまずはやってみる!あなたが学んだことより行動した足跡を、人は見ている
あなたの仕事は他人を紹介することだろうか?
学びを与えてくれた誰かを紹介することで、あなたのお客様は喜ぶのだろうか?
私の印象管理の仕事は「大久保さんから指導されてこんなに素敵になりました!」とアピールされて成り立つものではなく、
クライアント自身に「何だかとっても素敵になりましたね!」と注目が集まるように仕掛けることが本来の目的だと考えている。
私の姿が背後にチラチラしているようなら、その仕事は失敗だとも言える。
私がブランディングトレーナーとしてプロのバレーボール選手に行なっている研修でも、選手自身が自分で印象管理ができるように指導を行なっている。
オフィシャルシーンで迷いなく、プロの選手として子どもたちやファン、地元姫路のサポーターやスポンサーの皆様から
「さすがプロの選手、素敵!」と憧れの存在であり続けるために、
今日この瞬間も、プレーする以外の場所でも自身で努力を続けている。
そんな選手たちの日常が垣間見える、ちょっと近い存在にも感じるブログ。ぜひご覧いただきたい
➡️ ヴィクトリーナ姫路 選手ブログ
写真は、旅行鞄大手ACEジャパン様とヴィクトリーナ姫路コラボのキャリーケースを「思わず振り返って二度見したくなる」ような、
素敵な引き方を実習する選手たち。
日本だけでなく、世界を舞台に活躍していく選手たちは、きっと移動の空港でもひときわ輝いて見えることだろう。