自己紹介が苦手な人が好印象を持たれる方法

初対面で自己紹介をすることに苦手意識を持つ人はかなりの割合でいる。

 

 

私のクライアントにカウンセリングしてわかった原因の多くは次のようなものだ。

 

 

①方言が出てしまい、バカにされるのではないかと思いあまり長く話せない
②相手と視線を合わせると緊張するのでどこを見て良いのかわからない
③あがり症で次の言葉がスムーズにでてこない
④端的に自分の仕事の内容を説明することができず長く話してしまい、途中から何を話しているかわからなくなる

 

 

大きく分けてこの4つが自己紹介することに苦手意識を持つ原因だ。

 

原因の①〜③はその人が持つ才能や仕事の能力とは関係ないもので、本来自分が持つ個性であり、意識は自分側に向いている。
④については、事前の準備があれば解決する問題だ。どんな職業で、今までどんな仕事をしてきたのか、アピールしたいことを事前にまとめておけば焦らずに話すことができる。

 

 

では自分の元々持った性格や性質、話し方にコンプレックスがある場合、どうすれば好印象を持たれる自己紹介ができるだろうか。

 

 

実は私とてもアガリ症で、顔が真っ赤になったり途中で話がとまったりすることがあるんですよ

 

自己紹介の最初に自分が苦手に思っていること(仕事の出来不出来ではなく、自分の性格や性質、話し方などコンプレックスに思っていること)を先に相手に伝えよう。

 
「実は私、アガリ症で顔が真っ赤になって話が止まってしまうことがあるんですよ。その時は、あぁ、緊張してるんだなと思ってください」

「実は〇〇出身で、話が盛り上がってくると気づかないうちに方言が出てくることがあるんですよ。わかりづらい言葉があったらご指摘ください」

 

はじめに相手に【自分はこういう人ですよ】と相手に知らせておくことで、いざそのシチュエーションになっても「あぁ、さっき教えてくれたことだな。緊張しているんだな。」と相手が自分の状況を理解出来る。
これを自己開示という。

 

自己開示には他にも良い点がある。
自分のコンプレックスを相手に打ち明けることで、相手が「この人にはそんな人間らしい一面があるのか」と親近感を持つことである。

 

初対面の相手には誰しもある程度の壁を感じる。
それが、相手の人間臭い内面を打ち明けてもらうことで、「言いにくいことを自分に打ち明けてくれたのか」と親しみを感じるのである。

 

そして何より良い点は、自分があらかじめ自己開示することによって、相手はすでに自分のコンプレックスを知っているから大丈夫と思えることだ。
次の自己紹介では、思い切って自己開示してみよう。

 

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