最近、オールドネイビーやバナナリパブリックなどのアメリカンカジュアルやベーシックファッションを扱う外資系アパレルの日本撤退のニュースが続いている。
そして今日はラルフローレンが従業員1000人削減と50店舗閉鎖のニュース。オンラインショップに至っては、web上で閉店のお知らせを出している。
ラルフローレンはニューヨーク出身のデザイナーが手がけた、ブルックスブラザーズと並ぶアメリカン・トラディショナルなブランドだ。
代表的な洋服は、胸にポロの刺繍が入ったポロシャツや綿シャツ。
これらにチノパンやデニムパンツを合わせたり、仕立ての良いブレザーを着こなせば、上品なアメリカントラッドスタイルが出来上がる。
一時期日本でも大流行し、高校生から大人までがこぞってこのポロシャツなどを愛用していた。
(ラルフローレン公式インスタグラムより)
しかし最近このようなトラッドスタイルを街で見かけることはほとんどない。
ファッションの世界で流行は目まぐるしく変わっていき、シーズン毎に流行の洋服がショップに並ぶ。
そしてファッション誌で見る流行のコーディネートはどのブランドを見ても同じに見える。
面白いことに、街を歩く女性やカフェで同じ空間に居合わせた女性を見ると、その人がどんな雑誌を読んでいるのかおよそ察しがつく。
ファッション誌はそれぞれにペルソナ設定がされており、30代のベーシックアイテムを好むOLとか、40代子育て中のプチプラアイテムを愛用する専業主婦など、それぞれの層に好まれる内容で構成されている。だからその人の着こなしで読んでいる雑誌の想像ができるのだ。
そういった流行に敏感で実際の装いに取り入れるファッションは【オシャレ】だ。
では【スタイル】とは?
私が思うスタイルとは、流行には関係なく、身につけているものが一目見て『〜〜のブランド』とわかるものではなく、ファッションが悪目立ちせずにその人に馴染んでいること。
同じアイテムでもその人らしさが伝わる着こなし。
それが単なるオシャレではなく、その人らしいスタイルなのだ。
私は流行に左右されない、自分を美しく見せてくれる独自のスタイルをこれからも探し続けたい。
Timeless chic: the #RLIcons embody luxury and sophistication
Ralph Laurenさん(@ralphlauren)が投稿した写真 –
(ラルフローレン公式インスタグラムより)