脱・嫌われない人〜明日死ぬとわかっていても、あなたのやりたいことを我慢しますか

あなたにもないだろうか

 

 

自分に新しく兄弟姉妹ができた時、パパママの愛情が赤ちゃんに独り占めされるのではないかという思いから、気をひくために構って欲しいとまとわりついたりわざと怒られるようなことをしたこと

忙しくてなかなかデートできない彼に対して「私のこと、好き?」と確認して好きと言わせたこと

SNSで頑張っている自分、成功した自分、幸せな自分、弱っている自分をアピールしたこと

どれも承認欲求からくる行動だ

 

 

人間には承認欲求というものが誰にでもあり、

自分を認めて欲しい、ほめて欲しいなどの感情を持つことは自然なことだ

よく思われたい、みんなから愛されたいという承認欲求が強くなりすぎると、嫌われないために過度に人の顔色を伺う行動を取ったり、自分に注目してもらうためにわざと嫌がることをしたりという行動を取ったりする

そこまでくると周りは好きになるどころかその人を相手にするとなんだかザラザラとした嫌な感情を抱くようになり、結果離れていくこともある

そして嫌われないように、よく思われたいと他人に合わせてきた人は、なんだか受け入れてもらっている気がしない、終いには自分から離れていく人がいると焦りを感じる

そんな自分が嫌になる

 

 

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが唱える人間の基本的欲求は

①生理的欲求(食べたい、寝たい、Hしたいなど)

②安全欲求(危機を回避したい、安全に暮らしたい)

③社会的欲求(仲間になりたい、所属したい)

④尊厳欲求(承認欲求、私を認めてほしい、大事にしてほしい)

⑤自己実現欲求(自分の才能や可能性を十分に発揮し、なりたい自分になりたい)

と5階層に分かれている

 

 

私は元看護師であるが、10数年前に現役だった頃、入院している患者さんが適切な治療を受け、社会復帰するまでの援助にもっとも大事なことは、①生理的欲求②安全欲求③社会的欲求だと言われていた

 

 

確かに病院に入院しているという状態は、患者さんの普段の生活とは異なり、症状の差はあれど常に生死に関わる状態なので、

そこでいくら「いやいや、私は新しいプロジェクトを任されているからこんなことをしている場合ではない」と一番上位に当たる自己実現欲求を最優先にケアすることはできない

やはりマズローの基本的欲求の下層である3つが優先されることの方が多い

 

 

生命の危機的状況を脱すると、人間の自然な欲求として承認欲求が出てくるわけだ

 

 

承認欲求が行き過ぎて、自分の気持ちや嗜好を曲げてまで嫌われないように周りに合わせる行動に出るひとがいる

20歳頃までの私がそうだった

長女だった私はいつも「お姉ちゃんなんだから」と我慢したり譲ったりすることが多かった

本当は譲りたくなくてもいう通りにすれば周りは褒めてくれる

本当は違うことをしたいのに「いいよいいよ」と周りに合わせる

それもすべて嫌われたくないという無意識の欲求からくるものだ

 

 

結果私はそんな行動を取った後に必ず後悔していた

あの時こうすれば状況は違ったはずなのに

違うことをやりたかったのに周りに合わせたせいでちっとも楽しくなかった

 

 

 

譲ったのは私の選択だし、違うことをすることに同意したのも私の選択だ

なのに自分の意に反することを自分で選択したことを棚に上げ、思うような結果にならなかったことを周りのせいにしていた

人と違う意見であることは全く不思議でない

好きなものが違って当たり前だ

気分が乗らない時があるのは普通のことだ

みんなが自分と違って当たり前ということを受け入れずに、みんなから嫌われないようにすることは、自分を大事にしていないということになる

だからせっかく自分を曲げてまで相手に合わせたのになぜわかってくれないとか、他人思考になっていたのだ

 

 

それに気づいたのはメイクセラピーを学んだ時だ

自分もOK、あなたもOK

私はこう思うのだけど、あなたはそう思うんだね

そんな考え方があったのかと驚いた

世の中、YesかNoの2択であることがほとんどで、成功したか失敗したかで結果に身も心も振り回される

それが当たり前だと思って生きてきたからだ

そうか、私の考えもありだし、相手の考えももちろんありなのだ

スッキリした

そうだ、なぜ私はこうであるべきという「べき思考」の塊だったのか

私の中の常識が他人の常識であるとは限らず、相手が常識だと思って取った行動に私がムカッとすることだってあるじゃないか

そう思うと、今まで他人の顔色や場の空気を読んで嫌われないように行動していた自分が急にバカらしくなった

 

 

もう自分の好きにしよう

やりたくないことは断ろう

違うと思えば違うと言おう

そうして自分の気持ちに正直に行動した結果、私が無意識で恐れていた「周りに合わせなければ嫌われる」という状況にはならなかったのだ

全ては「周りに合わせなければ嫌われてしまう」という自分の思い込みだったのだ

 

 

自分もOK、あなたもOK

自分を否定することなく相手も受け入れる

まずは相手を受け入れることで相手の心の聴く耳がぱかっと開き、自分のことを受け入れようという気持ちが相手に芽生える

とてもシンプルだ

 

 

だから嫌われないように今頑張って苦しんでいるあなた

勇気を出して自分の気持ちを第一に考えよう

相手の気持ちも「あなたはそう思うんだね」とあなたが受け止めた上で自分の気持ちを相手に伝えればいい

自分が選択したことであれば結果がどうであれ、他人思考で「あの人のせいで」などと本来の悩みとは別の対人関係で悩むことも少なくなる

 

 

もしそれで離れていく人がいたら、その人は自分はOK、あなたはOKでない思考だったのだ

そう思うと「嫌われた」と思うよりずっと楽になる

 

 

もし明日あなたが死んでしまうとしたら、それでもあなたは嫌われない人を続けたいか

人の命は永遠ではない

いつ事故で、突発的な病気で死ぬかもしれない

だったら他人に嫌われることを恐れるよりも、自分の気持ちに正直に生きてみよう

自分もOK、あなたもOKだから

 
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