コンサルをしていて肝に命じていること〜『導く』と『支配する』は全く別物

私がクライアントのカウンセリングを行い、印象管理のサポートを行う上で一番神経を尖らせていることは、
相手を自分の思うように『支配しない』ことだ。

 

クライアントがどんな自分に変化すれば目標に近づき、達成できるのか、
今ある素晴らしい部分をさらに他者へ伝わるようにわかりやすく表現する。
理想の自分になるために必要な部分をどう補うのかを明確にし、クライアントと一緒に軌道修正しながら習慣化できるように『導く』。

 

あくまでも主役はクライアントである。
私のサポートは未来永劫続くものではないし、「自分がどうなりたいか」というビジョンに向かって進むのはクライアント自身。
だから全てを教えるのではなく、クライアント自身が考え・継続していけるように道筋を立てて背中を押す役割の部分が大きいのだ。

 

自分の「教えたい欲求」を満たすだけのコンサルに要注意

人は「認めて欲しい」「褒めて欲しい」「自分を見て欲しい」と言った承認欲求を誰しも持っているが、
その中にある「教えたい欲求」が時として「支配する」に繋がることがある。

 

あなたの知らないことを自分は知っている
当然、自分の考えの方が正しいに違いない
無意識の中にこういった思考があり、タイミングが合った時につい言葉にして出てくることがある。

 

世に溢れるコンサルティングサービスの中には、〇〇協会のようなサービスのノウハウを協会員が会費を負担しながら提供しているものもある。
もちろん、質の高いサービスを提供する団体もあるが、たった数日、数時間の講座を受講してすぐに先生の資格が取得でき、
テキスト通りのサービスで、クライアントが本当に望むことにしっかりと向き合えていない、『導く』とは程遠い『支配する』サービス提供者も散見する。

 

もし何らかの相談やコンサルティングを受けたいと考えているなら、
サービス提供者のSNSの投稿・ブログでどんなことを発信しているかを確認するのがいい。

 

やたらと他者のサービスを持ち上げてタグ付けし合って宣伝じみた投稿が毎日のように上がっている。
自分の考えやサービスについてではなく、自分の所属する団体やメンターなどを褒め称える投稿の方が多い。
コンサルティング・相談場所がカフェやホテルラウンジなどのプライバシーが守られない公共の場所で、その写真をSNSに投稿している。

 

あなたは、こんなコンサルに相談したいだろうか。

 

私がコンサルティングを受けたいと思うのは、
自分の仕事が他者に伝わりやすい内容で紹介されたブログを書き、その人自身の人生観や思想が感じられ、
独りよがりな『支配する』サポートではなく、クライアント自身が気づいていない真に望むことを引き出し、
どうすれば目標に到達できるまで習慣化できるかを『導く』サポートをしていることが読み取れる発信を継続している人。

 

写真は昨年末に執り行われたヴィクトリーナ姫路の2017/2018シーズン決起集会前の控室での様子。

各選手達は、なりたい自分のイメージを言語化して、他者に伝わるように外見コントロールを自ら行っている。
『導かれた』結果、自分たちで試行錯誤しながら習慣化しているのだ。
この日もメイクはほぼ自前でしており、ライトを浴びるステージ上でより元気に、頼もしく、美しく見えるように私がほんの少しだけサポートしている。

 

コンサルティングする側が忘れてはならないのは、
主役は自分ではなく『クライアント』であること。
それを忘れなければ、『導く』スタイルのサポートができるはずだ。

 

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