『苦手』という思い込みを外す方法

『苦手』という思いはどこからくる感情なのか

 

 

人は物事を受け止める時に2つの捉え方をする

1つは『合理的な受け止め方(ラショナル・ビリーフ)

もう1つは『非合理的な受け止め方(イラショナル・ビリーフ)』

 

 

どんな受け止め方をするかは、その人が生まれた国、育った環境、性別、世代の違いなど様々な要因が関係する

 

 

『非合理的な受け止め方』は

「〜であらねばならない」「〜するべきである」という信念からくるものだ

・失敗してはならない

・叱られたからもう自分はダメだ

・人から好かれないといけない

・何をやっても自分はダメな人間だ

 

これら『非合理的な受け止め方』は

事実に基づいておらず、論理的でなく、実証できるものでもなく、幸せな結果にならないものだ

 

 

すべては失敗から始まり、成功は失敗の積み重ねによって得られるもの

 

 

なぜ失敗してはならないのか

叱られたらもう自分はダメなのか

すべての人から好かれないとダメなのか

本当に何をやってもダメだったのか

 

 

冷静に振り返ってみてほしい、それらは事実であり論理的に説明がつき実証できるものなのか

 

 

失敗してはならないなら、エジソンが何度も失敗して研究を諦め白熱電球を発明しなければ、人類が夜でも明るい部屋で過ごすことができたのはずっと後になっただろう

先日ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村 智北里大学特別栄誉教授がゴルフ場から持ち帰った土を研究し続けワクチンを開発できなければ、今でも世界には寄生虫感染症による白内障で失明する人が10億人以上はいただろう(注:大村智博士、ウィリアム・キャンベル博士・製薬会社の勇気と決断〜ハフィントンポストより)

 

 

叱られずに人生を過ごせば、やりたい放題で傲慢で誰からも信頼されない寂しい人生を送ることになるだろう

 

 

人は育った国や環境や風習によって人格形成される
日本国内だけでも様々な思考の人間がいるのに、世界中の様々な文化や思考、信仰を持つ人たちすべてを理解し、好かれることは不可能に近い

 

 

本当に何をやってもダメだったのか
ひとつもない?
よく思い出して欲しい、そう思うに至ったのは、何か大きなことを決めるタイミングでうまくいかなかった時
練習を重ねたのに本番で失敗した時、親から『あなたは本当に何をやってもダメね』と言われ続けダメな自分と洗脳されていなかったか

 

 

よく考えて欲しい
すべては合理性のない思い込みによる思考だ
そして人は良いことよりも悪いことの方に注目したがる
それは自分の思考や行動パターンでもそうだ

 

 

もちろん何度やっても結果が出ない時もある
その時はしがみつかずに手放すタイミングがやってくる
失敗は成功のもと
成功は、失敗の積み重ねによって得られた結果なのだ
まずは自分がそれに気づくことが、『苦手』という思い込みを外す方法である
 

 

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印象戦略マネージメントについて
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